いつのまにか第18回を迎えようとしている文学と汗Podcast。
編集長を務める文芸誌「文学と汗」の
実は年の瀬にあたらしいカメラを買っていたので、故郷に持ち帰って、正月を迎えた。
銀河鉄道の夜で描写されるリンドウの花が高千穂の土に咲いているのを見て、宮沢賢治の心象にすこし触れられた気がして、改めて農民芸術概論綱要に目を通していました。
ほんとうに、皆さん、どうですか?
秋、どうですか?
わたし歯医者さんへ最近行っているんですけど、バッチバチに歯の治療しないといけなくなっていて治療っていうか、ほぼ手術なんですけど、血を見ました。
血を見ています。
十月になったよね。 年のはじめに決まっていたことがひとつひとつ片付いていく感じで、そうしている内に今年ももう、残すところ三ヶ月なんですね。 長い間ずっと共闘してきた仲間が別の場所へ行ったり。 洗濯物を取り込むのがぎりぎり間に合わなかったり。 延期になっていた日程がようやく決まったり。 電子レンジでサバ缶が爆発したり。...
その声のわずかな揺らぎを、いつも気にしている。
七月を過ぎ、もう今年は夏が終わったように思った。
二〇二一年の日本はまだまだ息詰まる。早く終わってほしい、早く過ぎ去ってほしいと願いながら、なすすべはない。口元を塞ぐ。距離を置く。会わない。触れない。
私たちの、これからもしばらく続く、点々とした生活。